昨年後半には、たくさんの会社の不正などが話題になり、
建築業界も揺れに揺れる一年となりました。
やはり結果至上主義というのは、ほころびをもたらすものです。
企業が大きくなりすぎると、安心感が生まれる反面、
数字にしか目が行きにくくなるというデメリットがあるようです。
反面、ちゃんと想いを持って家づくりをしている会社もあるわけで、
建築業界すべてが悪者になってしまうのは、悲しいことです。
私は土地のあっせんもしている関係上、
プロデュースしたお客様がお選びになった住宅会社の担当者と、
段取りや必要書類などで直接打合せをするケースもあります。
その際に感じるのは、家づくりへの想いの違いです。
やはり想いがある人や会社とお付き合いするのは、
こちらも気持ちがよく嬉しくなるものです。
逆に自分の会社の都合ばかりを前面に押し出してくる会社は、
家づくりを仕事としてしか捉えていないのかと話していて苛立ちますし、
時には憤りを覚えることもあります。
つくづく家づくりは「想い」だと感じます。
なぜその人は家づくりに携わっているのか。
なぜその人はその家を作っているのか。
その人はどんな想いでこのお客様の家づくりに携わっているのか。
このお客様の家づくりにどんな想いを込めているのか。
お客様が、特に工務店を選ぼうとされている際は、
出来るだけ社長と面談して頂いています。
それは社長の思い次第で、出来る家の質が大きく変わってくるからです。
しかし大手住宅メーカーでも、
支店長クラスの方との面談は必要だと感じるようになりました。
値引きやサービスばかりを前面に押し出し、
期限を迫ってくるような上司だと、
部下が携わる家も所詮「想い」のない家になります。
ブランドよりも大事な、その現場ひとつひとつでの「想い」
私がプロデュースさせて頂く中で、
少しでもいい出会いをもとに家づくりを進めて頂けるよう、
この「想い」の部分を見誤らないようにお手伝いしたいと常々考えています。
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