5月に入り、フラット35の借り換えの相談を多く頂いています。
例のマイナス金利の影響で、フラット35の金利が史上最低となったためです。
特に今回手続きをしようとされている方は、
現在フラット35で借入されている方です。
フラット35からフラット35への借り換えが出来ることを、
ご存じない方が多かったのですが、可能です。
もともとフラット35は、住宅金融公庫の後に作られたもので、
全期間固定金利をその特徴とするローンです。
住宅金融公庫が二段階金利で、
一番低かったのが、当初10年間2.0%、11年目以降4.0%でした。
今となってはこれでも高い金利と感じますが、
当時は一番の低金利だった住宅ローンです。
フラット35は基本的に全期間固定なのですが、
一定の技術基準を満たす家に関しては、
国の補助をもとに一定期間金利をマイナスするというキャンペーンが組まれました。
それによって当初10年間一番低い金利となったが0.99%
しかしその後段階的に上がっていくので、最終的にはもっと高い金利になります。
それが5月実行でのフラット35の金利が1.08%。
最終返済までこの金利のままです。
3~5年前に借入された方の効果をシミュレーションしてみると、
諸費用分を借り入れに含めて残債が増えても、
200万~500万のメリットが出ました。
当初の借入額や予定金利、経過回数によって効果は違いますが、
効果を確かめてみるのをお勧めします。
当初借入額、返済年数、経過回数、予定金利を教えて頂ければ、
効果のほどをすぐにシミュレーションします。
ちなみに住宅金融公庫やフラット35以外の、
一般金融機関で借入中の方も借り換えは可能ですが、
その場合、他にも検証しないといけないことがあります。
こちらはまた改めて。
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