先月、借り換え希望のお客様が、
二件連続で借入できませんでした。
その内一件は教訓めいたものもありましたので、
紹介させて頂きます。
住宅ローンの審査をする場合、
審査基準は色々とあるのですが、
返済比率という審査を行います。
これは、住宅ローンを含めたローンや割賦払いの合計が、
年収に対して一定基準以下になっているかどうかを見るものです。
そしておそらく、この基準を厳しく見るのが住宅ローンの審査で、
他の、例えば車のローンなんかはそこまで厳しく見ないようです。
そのお客様、住宅ローンを返済しながら、
お子様の車のローンを組むために、
ご主人が借主となり、返済同等額をお子様から預かっていたようです。
実際に支払っているのはお子様になりますが、
借主はあくまでもご主人。
他の車もローンで返済中で、
借換をしようとしても、
返済率オーバーで、借り換えが出来ませんでした。
借り換えが出来ていれば、400万近く総返済額を減らせていたのに、
残念ながらこのタイミングを活かすことは出来ませんでした。
ライフスタイルがありますから、
必要なものは必要になっていきます。
しかしそれがその後の選択肢を狭めることになることもある。
それを知らされる事例になってしまいました。
借り入れをされる際は、
将来の可能性も考えながら、
慎重にされることをお勧めします。
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