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家具搬入

 新居に入れる家具、その検討に「配置検討」と「搬入検討」があります。
 建売や中古住宅などの場合は確認しながら進める方も多いですが、注文住宅の場合に見落とすケースもよくあります。

 

 住宅会社側が十分なケアをする必要がありますが、お客様の方でも気を付けておいて頂くと、後々のリスクを軽減できます。
 
 配置検討は、図面の中に落とし込んだり、展開図に書いてみたりして検討します。

 置けるスペースがあるか、扉の開閉との干渉はどうか、窓との干渉は、他の家具との空きスペースはどうか、スイッチやコンセントとの干渉、造り付けとの取り合い、などなど、絵にかきながら確認するとうまくいきやすいです。

 

 なので、詳細打ち合わせの時には必ず図面に家具を落とし込みます。
 まだ購入する予定がない場合も、そこに置く可能性のある家具を、一般的なサイズででも落とし込んでいれば、想定が出来るはずです。

 購入する際にも、サイズの上限が見えたりするので分かりやすくなります。

 

 そしてもう一つが搬入検討です。
 家具は上からはめ込むわけではなく、持ち込んでいく必要があります。

 玄関から入れるのか、窓から入れるのか、ベランダから入れるのか、人が持ち上げるのか、クレーンで吊るのか、など、具体的な経路を確認しておく必要があります。

 

 建築前に住宅会社と確認して入ると言ったものが入らなかった場合、住宅会社の責任で入るための工事をしてくれるでしょうが、まったくしてなくて後から買ったものが入らないとなると、お客様の方に費用が発生する可能性も高いです。
 扉の位置がちょっとズレていたら入ったのに、ということもあるので、検討するかしないかは非常に重要です。

 

 私も何度かお客様の家の家具搬入を手伝ったことがありますが、搬入業者さんにもちゃんと伝えないといけないケースもあります。

 それによって余計なコストを請求されることもあるからです。

 特に洋服タンスのように分解が出来ないもの、ピアノなどのように人力ではなかなか搬入できないもの、2階などに搬入するもので大きな窓のない部屋など、問題になることもありますので、ご注意ください。

 


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