マイホーム計画において、サービスというものには種類があります。
今の時代、サービスを受ける側が、そのサービスの種類をちゃんと把握し、違いを分かっておく必要があると言えます。
まず、マイホーム計画における本来の姿を確認したいのですが、それは対価に見合ったマイホームを手に入れるということ。
これがそもそものベースのはずです。
購入するお客様が、商品を提供する業者側に願うのは、対価に見合った質を提供してもらうこと、できれば対価以上の質を提供してくれるともっと嬉しい、ということではないでしょうか。
それを踏まえた上で以下を見て頂きたいのですが、まず一つ、入居者に無償のアフターサービスをする。
これは明らかにサービスです。
購入者が支払った対価で業者側は利益が確定していますが、その中からプラスアルファのものを提供しようとするわけですから、サービスです。
次に、このタイミングで契約をすれば、こんなサービスがあります。そんなクロージングがあったりします。
これはその顧客からはサービスなのかもしれませんが、契約種類によっては、サービスでもなんでもなかったりします。
つまり、売買契約と請負契約とで性質が違うということです。
この辺りはセミナーでもお伝えしている部分です。
そして更に、契約前の方に提供する無償のサービス。
無料で何でもしますよ、サービスで敷地調査もしますよ、プランも作りますよ、来店サービスがありますよ、などなど。
一見お金を払わずに何でもやってくれるところは気前が良く見えますし、親切にも感じます。
しかし、まだ何の対価も発生していない方へのサービスは、広告宣伝費です。
冷静目に考えれば、これはサービスでもなんでもないのはご理解いただけるのではないでしょうか。
この費用の資金源は、購入者からの利益になりますね。
つまり、そういう”サービス”を過多に繰り返す業者というのは、支払った対価の多くを自分以外に使われているということになります。
今は無料の毒牙が巷を席巻しています。
無料イコールサービスだと誤解してしまう方も出てきました。
しかし人が動くところ、もしくはプロが作業するところ、それらが無料であるはずはありません。
出来れば自分が支払った対価は、自分に返ってきてほしいと思いませんか?
サービスやキャンペーンという言葉を良く聞きますが、裏側を考えてみると、意外なことが見えてきたりします。
購入者側から見て本当に価値があるものなのかどうか、そういうアドバイザーとしても、マイホームプロデューサーがお役に立てていると嬉しいです。