先日住宅ローンについての相談がありました。
土地購入を控えてということでした。
初回相談が土地契約直後となりましたが、そこで驚かされました。
住宅会社が間に入って進めてきた土地を決めて、住宅会社からも契約に向けての話がされているにも関わらず、土地契約が終わったその相談のタイミングでもまだ、お客様はこれから土地決済までに、何をいつまでにしないといけないのか、まったく知らなかったのです。
土地決済期限が一か月後で、月曜日だけがお休みのこのお客様は、期限の一週間前に決済をすることだけ確認したようです。
しかしそこに向けては、銀行との金銭消費貸借契約というローンの契約が必要で、それに間に合うように住宅ローンの本申込も必要です。
特に金銭消費貸借契約は本人の出席が絶対で、その日よりも前に本審査の承認が下りている必要があります。
逆算すると、やらないといけないことが結構タイトでした。
よくセミナーで、売り手側が自分に都合がいいように、情報が小出しにされるということを紹介したりしますが、それは契約をしたいがためであって、契約以降のスケジュールはちゃんと伝えるものです。
そうしないと違約金が発生したりするからです。
契約が済んだ後にもかかわらず、今後のやるべきことを知らないお客様。
こうやって、不満の種は作られていくわけです。
住宅会社は、まだ自社の契約が終わってないからと、無責任に対応したのかもしれませんが、
少なくともマイホーム建築のお客様に縁を頂き、そこに関わったのであれば、プロとしての矜持をもとに、お客様を守ってほしいものです。
つくづく、購入者側の専門家が必要だと感じた出来事でした。
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