売り手側に押し付けられる資金計画ではなく、ご家族にとっての本当の資金計画を
住宅ローンを借りる場合、年収倍率や返済比率など、数字や計算を元に借入可能かどうかが決まってきます。
なので、他の借入等を無視すれば、年収500万の30歳の人と年収500万の40歳の人なら、借入できる金額は同じということになります。
それではこの二つのケースの将来リスクは同じなのでしょうか?
年収が同じで借入金額が同じでも、当然年齢が高い方が将来リスクは高まります。
若いうちでの計画の場合、今後の年収の増加を含め、今と比べてプラスに転じる可能性もありますし、定年までの期間が長いため完済に向けての収入的な余裕もあります。
それに対して年齢があがるごとに、少しずつプラス要素や余裕というものは減少していきます。
つまり年齢によって、資金計画も変えていく必要があるということです。
年収が同程度であっても、借入年齢が高くなればなるほど予算を減らしていかないと、若いうちに借入するのと比べてリスクが高くなるということです。
これには以前紹介している、「住居費=住宅ローン」ではなく「住居費=住宅ローン+積み立て運用」という考え方で試算していけば、定年までの期間を加味した資金計画になるため間違いは少なくなりますが、それでも年齢と共に「期間の懐」つまり定年までの時間が短くなっていくことは、それだけ柔軟な対策を打てなくなっていくことは注目すべきです。
住宅ローンが始まるのは、思い立った時でも契約したときでもなく、マイホームを手にした後であり、思い立った時よりは確実に後になります。
さらに同じマンションの計画でも、完成済みのマンションと1年後に完成するマンション、戸建てなら分譲住宅と注文住宅ではローン実行時期が変わりますので、計画によっては予算を減らして考える必要も出てくるわけです。
期間の懐を意識したライフプランを立て、満足のマイホームを手にして頂くために、これからもマイホームプロデューサーとしてお役に立っていきます。
具体的な資金計画に関する試算などは、個別にご相談くださいませ。
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